ヒツジの異常プリオンは筋肉にも蓄積
羊肉にプリオン蓄積、「牛でも研究を」 仏グループ [asahi.com]
牛海綿状脳症(BSE)などの病原体である異常たんぱく質「プリオン」が、羊では筋肉中にもたまることを仏国立ツールーズ獣医学校などのグループが確認し、23日付の米医学誌ネイチャーメディシン(電子版)に発表する。蓄積量はわずかなうえ、羊の病気は人にはうつらないとされるため、ただちに食肉の安全性を揺るがすものではないが、「牛でも研究が必要」との声が出ている。異常プリオンに感染したヒツジの疾患を「スクレイピー」といいます。 このスクレイピーを発症したヒツジの筋肉に異常プリオンが蓄積していることが確認されたという報告です。 ちなみにヒツジからヒトへの感染は無いそうです。
筋肉中に蓄積する異常プリオンはこれまでに人やマウスなどで見つかっていましたが、食肉用にまわる動物でははじめて。 改めてウシでの検討が必要視されているようです。 もう今更遅いような気もするんですが、将来のためにもきっちりと調べて欲しいですね。 異常プリオンが人に感染しやすいという報告も先日あったばっかりだし。
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