みつからないドーピング
一流のスポーツ選手にとって、容易に検出される通常のステロイドやアンフェタミンは、ほとんど過去の遺物となっている。ギリシャのアテネで開催される夏季オリンピック大会が近づくにつれ、代わってもてはやされるようになってきたのは、何らかのかたちで人体内に自然に存在する、インシュリンや成長ホルモンといった物質だ。現在流行っているのは「デザイナーステロイド」と総称される人工的に合成されたステロイドで、現段階で5種ほど同定されているようですが実際に何種類くらい使われているのかは誰も知らないという状況のようです。 また、日常的にある重曹にも持久力を向上させる能力があるといわれていたり、生体内に元々存在する成長ホルモンなど、ドーピングで何処まで取り締まるのかが非常に大きな問題になっているようです。
オリンピック参加者のなかでどのくらいの選手が「みつかることのない」ドーピングをしているのか知る由はありませんが、実に興味のあるところです。
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