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やっぱりヒトとチンパンジーは結構違うらしい

人とチンパンジー、たんぱく質の8割に差 [asahi.com]

人とチンパンジーの遺伝情報の差は、従来考えられていた1.23%よりも大きいことが、理化学研究所など国際チームの研究でわかった。DNAが収納された染色体の1本を分析したもので、そこにある遺伝子の作るたんぱく質の8割で構成が人と違っていた。
ここでいう「遺伝情報の差」というのはDNA全長にわたって塩基を比較したときの差という意味。 推計によって1.23%程度の違いだろうといわれていました。 しかし、この報告によるとチンパンジーに24対ある染色体の22番染色体と対応する人21番染色体を実際比較したところ、その差は5.3%もあり、それらのDNAをもとにそれぞれ合成された対応するタンパク質の8割にはアミノ酸配列に差があったという報告です。
この結果からヒトとチンパンジーの差は劇的な変化がもたらしたものではなく、小さな差が積み重なってできたのではないかと考察しているようです。
非常に興味深い結果ですが、まだひとつの染色体を比較しただけの結果。 しかもヒト21番、チンパンジー22番は小さい染色体なので、全体像を見るのが楽しみです。 これからの大規模な解析結果に期待。

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