脳卒中に人種・性別・地域差
子どもの脳卒中も人種、性、地域で発症率/死亡率に格差-米国での調査で判明 [MedWave]
人種による違いでは黒人の子どもの発症率が群を抜いて高いことが判明した。Fullerton氏らがカリフォルニア州の退院データベースを基に20歳以下の子どもについて、1991~2000年の10年間の発症率を人種間で比較したところ、白人に対する黒人の発症リスクは約2.12倍と大幅かつ有意に高いことが分かった。ヒスパニックは0.76と有意に低く、アジア系は0.96で有意差は見られなかった。20歳以下の脳卒中による死亡率を白人と比較した結果、黒人に非常に多く、ヒスパニックには少ないことがわかったという報告です。 また男性の方が女性の1.2倍ほど死亡率が高いことや、地域によっても差があることが明らかになりました。 外的要因・遺伝的要因両方の側面からアプローチして大規模な調査を行う必要があるとまとめられています。
脳卒中の原因には食生活やタバコなどの生活習慣が大きく関わるといわれていますが、子供でも人種や性別によって大きく差があることがわかったことから、遺伝的な要因がこれからより注目されそうです。 また、年齢を重ねるにつれ遺伝的要因と外的要因の順位が入れ替わったりしてくると面白いですね。 そういう事例はないのかな。
The comments to this entry are closed.
Comments