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不法投棄現場で染色体異常が

染色体異常:産廃不法投棄現場のノネズミで発見 [MSN-Mainichi]

青森、岩手両県にまたがる全国最大規模の産業廃棄物不法投棄現場に生息するノネズミに高い頻度の染色体異常があることが、弘前大学農学生命科学部の小原良孝教授(細胞遺伝学)と京谷恭弘研究員の調査で分かった。ロシアの化学薬品工場周辺のネズミで染色体異常が報告された例があるが、国内の野生生物でまとまった染色体異常が見つかったのは初めてという。
30匹のネズミを調べたところ、普通15対30本の染色体が2匹で31本あった。 また、1匹あたり50個の細胞を調べたところ79個の細胞で染色体に異常が確認されたという報告です。 この原因としては不法投棄物から流出した汚染物質:ダイオキシン類、ベンゼン、トリクロロエチレン、ジクロロエタン、フッ素などにふれたためではないかと考えられています。
かなり大規模な不法投棄現場のようですが、汚染も広範囲に深く広まっているようです。 染色体異常が起こると、それによる疾患やガンの原因になったりする可能性があります。 ネズミで起こっていることはヒトでもその危険性があるということ(もちろん濃度の差や耐性の差などはあると思いますが)なので、早急に不法投棄物の撤去を行わないともっと規模の大きな被害が出てしまいそうですね。

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