尾瀬のコケで高精度な二酸化炭素濃度推移を測定
尾瀬のコケで温暖化予測 地層の炭素が海面変化と関連 [asahi.com]
尾瀬ケ原湿原には全国的に珍しいミズゴケだけの泥炭層が残る。赤木教授らは94~96年の学術調査の一環で、過去1万年間に堆積した泥炭層を深さ5メートルまでボーリング。腐らずに残ったミズゴケのリグニンという成分から、質量の異なる2種類の炭素同位体を取り出した。数千年単位での二酸化炭素濃度の推移が高精度で計測できたという報告です。 紅海でのサンゴ調査による水面の推移とリンクしていることが明らかになったそうです。 これを見ると数百年のオーダでも二酸化炭素濃度の変動があると水位が変化しそうですね。 それにしても1万年でたった5mしか堆積してないというのもすごい。
この同位体の比率から、大気中の二酸化炭素濃度を割り出せる。各年代層で比率の変化を調べたところ、3000年前、5000年前、7500年前に大気中の二酸化炭素濃度が高い時期があった。
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