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匂いと記憶の関係は分子レベルか

紅茶にマドレーヌをひたすと... 感覚と記憶のつながりを証明する試み [Nature BioNews]

1つの出来事に関連するさまざまな記憶は脳の感覚中枢に散らばって存在しているが、海馬という領域によって、それが1つにまとめられる点がポイントだとされる。もし感覚の1 つが刺激され、記憶が呼び起こされると、他の感覚と関係する記憶も一緒に呼び起こされるというのだ。
匂いと共に記憶した映像を再び見ると、脳の匂いを処理する領域「梨状皮質」が活性化されることが示されました。 匂いをかぐことで情景を思い出すかどうかと言う実験は行われていませんが、匂いに思い出があるということは実生活の中でもしばしばありますよね。
また、匂いの記憶は非常に色あせにくいモノだそうです。 匂いの記憶は最長1 年後でも変わらなかったのに対して、映像の記憶はそれを見てから数日後、場合によっては数時間後には薄れ始めるという実験が過去にあります。 画像は抽象化しやすいから薄れていくというよりも非可逆に圧縮されていくんじゃないかな? 匂いはその点圧縮しにくいのでは?
またこの事実は、視覚受容体が4種類しかないのに対して、匂いの受容体が約1000種類もあり、匂い分子に対して1対1対応するような構造になっていることと関係があるのかも知れないですね。 記憶との相互作用が強いのも、潜在的にどの受容体が興奮したときの記憶だという、分子レベルでのイベントが、ラベル化され貼られていたりするのかも知れません。

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Tracked on October 13, 2004 05:29 AM

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