黒板をひっかく音が厭なのはサルだった頃の名残り!?
この音を音響学的に研究した人によると、90%以上の人が本能的に不快感を覚える音だと言う。黒板をひっかく音はもう生理的に許せないとしか云いようがないほど厭なものですが、この説が正しいとすると進化の過程で獲得した性質がシグナルとして「あの音」を受け取って結果的に嫌悪感として感じているということができそうです。
なぜ、この黒板やガラスを引っかく音は、不快にさせるのだろうか?
この音響を分析した結果、面白いことが分かった。
と言うのは、これが驚くべき事に、人間の祖先である猿の一種マカクゾルが危険を仲間に伝達する際に発する叫び声の声紋と、寸分の狂いもなく一致するのだ。
研究チームは、人間がまだ猿だった頃の遠い記憶が、黒板やガラスをひっかく音で甦るのではないか、との仮説を立てている。
危険を伝達する音が嫌悪感を呼び出すというのを「逃げ出したくなる=危険の回避」と考えれば納得出来そうです。 でもちょっと眉唾な感じのする説であることも否めませんね(笑)
文献も探してみたんですがありませんでした。 マカクゾルっていうサルもそのままでは出てこなかったんですね。
で、マカクっていう部分に注目するとこれはおそらく“macaque”でこれは霊長目の分類のひとつオナガザル科のマカク属のサルであることを示しています。属名だとmacacaですね。マカクゾルがマカク属のサルだとすると分類上はニホンザルと同じ属に入るサルでヒトとの分岐はだいぶん前にまで遡ることになります。
ヒトから遡っていくと「ヒト科→ヒト上科→狭鼻下目」と目のレベルまで上がっていってはじめて出会えるんですね(変な表現ですが)。 ちなみにチンパンジーやテナガザルとは「ヒト上科」のところでヒトと分岐しています。 このことからもちょっと危険を伝達するシグナルが残っているっていうのは強引かな? と。 もちろん狭鼻下目以下のサルがみんな黒板を引っ掻く音に対して非常に敏感に反応するなら問題ないわけですが。 誰か実験してくれないかな。
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Comments
Thanks in favor of sharing such a fastidious thought, post is fastidious, thats why i have read it completely
Posted by: aide recherche emploi | September 08, 2014 03:16 PM